工期遅れは一番多いトラブル!トラブル回避のためには?

顔をしかめる男性

憧れのマイホームは1日でも早く住み始めたいものですよね。また、検討時間や工期に時間がかかると、それだけコストも大きくなる傾向があります。それは、中古マンションを購入してリノベーションをする場合も同じです。

しかし、リノベーションのトラブルで最も多く発生する問題は工事の完了が遅れてしまうことで、実際に入居できるタイミングも伸びてしまうことです。

せっかく入居を楽しみにしていたのに、工期の遅れによって入居できる日が延びてしまうと引っ越しや新生活の日程が延びてしまうだけでなく、延長家賃の発生や2重ローンという切実な問題と直結します。

そこで今回は、工期が遅れてしまう原因だけでなく、工期遅れを回避するための対策についても詳しく解説していきます。

工期が遅れる主な原因

ここでは、工期が遅れてしまう原因について解説します。

ちなみに、工期が遅れてしまった原因が、以下のようにお客様自身にある場合は、追加の料金を請求されることもありますので注意が必要です。

  • 追加、変更工事の要望が多く発生した
  • お客様が手配した建築資材の納入が遅れた
  • 仕様決定に時間をかけてしまった

着工が遅れる

着工された住宅リフォームリノベーションの工事は、工事自体の着工が遅れてしまうことにより完了が遅れてしまう可能性があります。
着工が遅れる理由には、以下のようなものがあります。

  • 予定通りに図面・仕様の決定が進められなかった。
  • 着工する前にプランを変更し、図面や仕様の変更が必要になった
  • 近隣住民・管理組合の同意が得られなかった、もしくは時間がかかった
  • リノベーション工事業者との打ち合わせの時間が確保できなかった

業者との工事内容に関する打ち合わせは土日に集中する場合が多いため、可能であれば平日にも打ち合わせを行いましょう。

また、マンションによってはリフォームなどの工事を行う際に、上下階や両隣の住民から同意を得なければならないと管理規約で規定されている場合があります。

同意を得るためには、あらかじめ図面や仕様書の提出が必要な場合がありますので、事前に調査し、ゆとりをもって計画を立てましょう。

設計内容が決定しない

リフォームやリノベーションは、解体をしてみないと工事が行えるかどうかわからない箇所があります。そのため、解体工事を全て終えるまで設計内容が確定しない部分があることもあります。
すべての要因をあらかじめ、予測することは困難ですが、変更点が出る可能性の高いポイントは事前に確認し、変更した場合のプランも検討しておくようにしましょう。

解体後にわかる内部の構造の問題

解体してから発生する問題点には以下のようなものがあります。

  • 既存再利用予定部分の劣化が進んでおり更新が必要になる
  • アスベストの利用が発覚した
  • 水漏れや雨漏りがあった
  • 構造体にクラックがある
  • 隠蔽部分に構造体や配管・配線等があり、設計図面の変更が必要になる
  • 解体不可能な部分、位置変更が困難な部分が発生した
  • ダクト、配線・配管経路の変更に支障があり、水回りの位置変更が困難である

このような問題が発覚した場合、必要に応じて設計・工事内容の見直しを行います。その際、打ち合わせや仕様決定に時間がかかったり、必要な資材・人員の手配により工期の遅れにつながります。

悪天候による作業中止

悪天候悪天候や天災によって、工事に必要な機材や資材などの遅れや人員不足で工期が延びてしまう可能性があります。

特に、必要な機材・資材の中に輸入品やオーダー品がある場合は、商品自体が欠品している可能性や工場の稼働状況、物流状況により納期遅れも発生するため注意しましょう。

近隣住民の騒音クレーム

たとえ、近隣住民の同意を得て工事を行ったとしても、工事によって発生する騒音や汚損によってクレームが発生すると工事自体が中断される可能性があります。
工事騒音は、完全に防ぐことはできず、特に解体時はもっとも騒音が発生します。
事前に工事会社、近隣住民や管理組合とコミュニケーションをとるなどして、できるだけ対策をとりましょう。

まとめ

特にマンションのリノベーションでは、共同住宅であるため、アクシデントやトラブルがつきもので、工期の遅れは発生しがちです。
工期遅れの発生原因をあらかじめ予測することは大変困難ですが、大切なことは、ゆとりをもった予定を組むこと、購入物件の規約や状況を確認し、工事会社とコミュニケーションをとりながら工事を進めていくこととなります。

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